自己紹介

公開日: 2015年9月29日火曜日 自己紹介

初めまして。リトピと申します。

当ブログ「ちび理系男子の独学ピアノ・ライフ~「脱力」は敵だ!~」にお越しいただき、誠にありがとうございます。 こちらは、ちびな理系男子が社会の荒波にもまれ、苦労しながらも、趣味であるピアノを理系目線でとらえ、独自のピアノ持論を展開していくブログです。

以下、「管理人 リトピ」について、そして当ブログのメインコンテンツである「ピアノ持論」について簡単にお話しさせていただきます。

管理人 リトピ

現在東京在住の神奈川生まれ。「七夕」と言えば仙台よりも平塚を思い浮かべるアラサーの理系男子です。 最終学歴は大学院の工学府。現在は海外の精密機器メーカーを扱う日本商社のエンジニアをしています。いわゆる (?) 完全な理系脳。

趣味であるピアノは幼稚園年長から始めて、現在は独学で続けています。また、学生時代にバリトン・サックスを5年ほどやっておりました。

身長が低いため、よくいじられます。「せめて165 cmあればねぇ…」というセリフはもう聞き飽きました。低身長な男性は人生ハードモードだね! これが私の中で最大のコンプレックスとなっていますが、ひょんなことから出合ったアドラー心理学のおかげで、大半はどうでもよくなりました。 また、身体のコーディネート (洗練された身体の使い方)は小柄な方が上手らしいので、ピアノを弾くときには背の高い人より有利かも!? 同じ悩みを持つ男性の方々、お互い頑張りましょう!

ピアノ持論

ピアノの弾き方、練習でよく話題に出てくるのは「脱力」だと思います。

  1. Q. ピアノが上手に弾けません。どうすればよいでしょうか
  2. A. まずは脱力しましょう。練習あるのみです!
これってアドバイスなんですかねぇ….
この「脱力」という言葉、一見便利そうですが、よくよく考えてみると非常にあいまいな表現だと思いませんか? いつ、どこで、どこを、どのように「脱力」すればよいか、はっきりと答えられる方はいますか?

この「脱力」という言葉通り、ただ単に肩や腕の力を抜くだけではピアノが弾けるようにならないということは、私も含め誰もが一度は体験したことでしょう。 しかし、それでもまだ「脱力」という言葉を信じピアノの練習を続けますか?

ここでは、フレデリック・マサイアス・アレクサンダー氏*1が説く「体のマッピング」を軸に、ジョルジ・シャンドール氏*2が使う身体・筋肉の「コーディネート」という言葉を用い、このブログでピアノ持論を展開します。

少しでも、「脱力」という言葉に惑わされる人が少なくなれば、と思っております。

では、今後ともよろしくお願い申し上げます。

追記: 2015/10/22
twitter始めました!いかに「脱力」が敵かをつぶやいています。よろしければフォローしていただければ幸いです。
私のアカウント: @lppianolife

P.S.
当ブログは、「脱力」という表現すべてを完全に否定するものではありません。当然、「脱力」奏法で成功された方もたくさんいらっしゃると思います。 ただ、十人十色と言うように、「脱力」という言葉に惑わされ、ピアノ演奏がうまくいかなかった私のような人たちも少なからずいるはずです。 当ブログが、皆様のピアノ・ライフをより良いものにする手助けになれば、と思っております。

*1 フレデリック・マサイアス・アレクサンダー: オーストラリア出身の舞台俳優、アレクサンダー・テクニークの創始者。 (wiki調べ)
*2: ジョルジ・シャンドール: ハンガリー・ブダペスト出身のピアニスト。シャーンドル(アレクサンダーに相当)が姓。バルトークの弟子で友人であり、また彼のピアノ曲の演奏および解釈の第一人者でもある。 (wiki調べ)

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6 件のコメント :

  1. 脱力って言うのは・・・力まかせに弾く事ではなく、
    腕や手の重さを指に乗せて、その体重移動で弾くことです。
    ショパンがその典型です。
    重みの移動で弾くので、力みもなく楽に滑らかに弾けるようになります。
    指の器用さだけで弾けるのは、せいぜいベートーヴェンの時代の曲くらい
    まででしょう。 確かピアニストの横山さんが、ネット上でショパンの
    エチュードの公開レッスンやってる動画があるので、参考にしてみては?

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    1. コメントありがとうございます。

      仰る通り、ピアノは力任せに弾くものではありませんが…残念ながら「腕や手の重さを指に乗せて、その体重移動で弾く」という表現は確実に間違っています。指は足と同じような構造をしていないため、指を使って「重みの移動で弾く」のは不可能です。詳細は以下参考の最終パートをご覧ください。
      参考: http://lppianolife.blogspot.jp/2015/10/3_21.html

      力みもなく楽に滑らかに弾けるようになるのは…手を腕や肩で支えて、身体全体を駆使して演奏しているからです。もしかしたら、アナタ様は、重力の利用方法を勘違いされている恐れがあります。詳細は、以下参考をご覧ください。
      参考: http://lppianolife.blogspot.jp/2015/10/1_24.html

      もし、それらのことをピアニストの横山氏が仰っているのであれば、彼も「言っていることとやっていることが違う」可能性が非常に高いです。どんなに素晴らしい演奏をするピアニストであれ、ピアノを弾くというのは非言語的な【手続き記憶】によるものですので、言語化した際、間違ってしまうというのは多々あります。

      彼の公開レッスンの動画、時間があるときにチェックしてみますが…言っていることが正しいかどうかは、その人が信頼できるかどうかではなく、客観的事実や不変の原理原則から導かれているかどうかにかかっています。

      コールバーグによる道徳性の発達理論によれば…権威(おや・教師など)を尊重するのはまだ幼稚な考え方です。ぜひ、客観的事実や不変の原理原則を中心に考える習慣をつけてみてください。
      参考: http://kyousai.info/sinrigaku/1-6.html

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  2. ブログが面白くて、ときどき訪問させていただいています(*^^*)o難しいので画像メインで見ることもありますが(笑)

    私もピアノを弾くんですが、息詰まったときには特にこちらの理系的側面から分析する考察が気晴らしになります。そういうことなんだ~、みたいな感じです(笑)日々の練習に工夫ができるきっかけになっています。ありがとうございます☆

    上のコメントも拝見しました。
    客観的事実や不変の原理原則から導かれているかどうかが大事というのはあなたらしいなという印象です。
    でも、実際は信頼できる師が欲しいなと私は思います。あなたがコールバーグの理論を引用することもその類の感情なのではないかと感じますがね。私は一人で原理原則を見出しても独りよがりな気がしてしまい、何か答えとなる指標が欲しいなと感じています。もしかしたら、ピアノの音色がその指標なのかもしれませんね( ゚Д゚)

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    1. 毎度ご訪問、ありがとうございます。

      こういった理系的な(ひねくれた?)考察を面白おかしく読んでいただければ幸いです。普段とは違った目線がアナタ様の新たな発見の助けになれば幸いです。


      > 実際は信頼できる師が欲しいなと私は思います。
      正直なところ、本当はそれが一番だと思います。ピアノなどの音楽・芸術は独りよがりになっちゃダメですからね。。。

      ただ個人的には、そういう本物の「信頼できる師」というのは、こうやって【一人で原理原則を見出した人】だと思います。ちゃんと原理原則を見いだせる人は、しっかりとした軸を持っているので、信頼に足る人だ、と私は感じます。

      逆に、そういった原理原則を無視してしまい、わかりやすいことを第一にした答えを求めようとすると…下手すると【宗教】にはしる恐れがある、と私は感じています。もちろん、それが悪いとは言わないですが…少なくとも「事実」と「想像・妄想」はきっちり区別していただきたいな、と思っています。


      > もしかしたら、ピアノの音色がその指標なのかもしれませんね
      おっしゃる通りだと思います。ただ、ピアノの音色に関しても、それなりに理系的に解明されてきているように感じます(機械的な測定だけでなく、人間の心理も十分考慮した研究がされている)。


      コメント、ありがとうございました。今後も、よろしくお願いいたします。

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  3. リトピ様 こんにちは
    関心深く貴ブログを読ませて頂いている者です

    質問にお答え頂けると幸いです

    リトピ様のYouTubeで
    登録チャンネルに載せてらっしゃる動画は
    "「インピーダンスマッチング奏法」の参考に"
    という意味になりますでしょうか。

    また、
    「インピーダンスマッチング奏法」で
    演奏した際に出る "よく響いた"音 というのは、
    倍音 と関係ありますでしょうか。

    ご返答 お待ちしております。

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    1. コメントありがとうございます。

      Youtubeに載せている演奏動画は、主に近年の研究で明らかになった奏法を元に弾いています。

      せっかくご興味を持っていただいて大変申し訳ないのですが、「インピーダンスマッチング奏法」は、まだ考えがうまくまとまっておらず、放置気味なっているのが現状です。。。


      なお、倍音については…響かせたければピアノの弾き方というよりも、調律の腕(ピアノの構造)が大きくかかわっていると考えています(ピアノの構造を考えれば、倍音をたくさん響かせたければ、鍵盤を強くたたけばいいはず)。

      ここら辺はもうちょっと考察して、まとまったら記事にしてみます!

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