お悩み相談室18: 楽にミスなく速く弾けないのですが……

公開日: 2018年2月27日火曜日 ピアノ 持論

こんにちは、リトピです。

さて、今回の「お悩み相談室」の内容はこちら。

悩み18: 楽にミスなく速く弾けない

いやー……いかにもという感じの悩みですね。「そんなこと言っている暇があったら練習しろよ!」と言いたくなるような悩みですが、そんな悩みを理系的目線で解決する方法なんてあるのでしょうか?

実は、これにはちょっとした特効薬があるんです。やることは本当にちょっとしたことなのですが、効果は絶大です……が、長年ピアノを習ってきている人にとっては、このやり方にはかなりの抵抗があるかもしれません。。。

特効薬: 楽に弾きたければ、指先を鍵盤から離せ!

「…は??」、と思うでしょう? 大抵、ミスなく速く弾く場合のアドバイスは「指先を鍵盤に吸い付かせるように・へばりつくように弾け!」ですよね。だって、そうやって弾くことで「打鍵時に起こる無駄な指の動きが減るから、速く弾ける」し、「鍵盤に触れているのでミスタッチが起こらない」となるわけで。。。ぉぃぉぃ、リトピよ、そろそろ(すでに?)頭がおかしくなったのか??

…でもね。。。みなさんは、そういった当たり前・常識と言われていることに対して「それって本当に本当なの?」と一度でも考えたことありますか? 「先生から教わった内容なんて、一度も疑ったことはない!」「いや、そもそも疑うわけがない!」「だって、先生を疑うなんてのは先生に対する冒とくだ!」と思っている人が大半ではないでしょうか。そういった内容に対して、何のしがらみもなくズバッとメスを入れられるのも、独学の醍醐味。

それはさておき、ここから本題です。当記事では、「A: 鍵盤にへばりついて弾く場合」と「B: 指先を鍵盤から離して弾く場合」で、打鍵内容がどう変わるかをシミュレーションしてみたいと思います。両者の打鍵の構えを横から見ると図1のような感じになるでしょうか。

図1. 「A: 鍵盤にへばりついて弾く場合」と「B: 指先を鍵盤から離して弾く場合」の構えを横から見た図

なお、勘違いされないように補足ですが…Bは「ハイフィンガー奏法」のように、指を高く上げて、勢いよく振り下ろせ…というわけではなく、単に指・手・腕全体はAと同じ構えのままで、指先が鍵盤に触れないように少し全体を上げておき、打鍵時はAと同じように指を動かす、という内容です。

今回は、以下の2つについて考えてみましょう。

  1. 同じ力(同じ一定の加速度)で打鍵する場合
  2. 同じ音量(同じ打鍵速度)で打鍵する場合

導入部: 指を動かしたときの速度

ここでは、指を動かす速さvが、図2のようになっていると仮定します(実際は、指に対してどれだけ曲げる力をかけても、どこかで速度の限界が来る)。指を動かす力Fが一定の場合、指を動かす速度は、ある一定の傾き(加速度)を持って時間と共に速くなります。なお、この時間-速さのグラフの面積は、指が動いた距離に相当します(速さ x 時間 = 距離)。

なお、このとき、指を動かす力Fを大きくすると、その分このグラフの傾きも大きくなります。

図2. 指を動かしたときの速度変化。グラフの傾きは加速度を表している

1. 同じ力(同じ一定の加速度)で打鍵する場合

では早速、この場合を考えてみましょう(考察結果は図3)。

「A: 鍵盤にへばりついて弾く場合」では、指先が鍵盤にへばりついた状態から打鍵を開始するので、鍵盤に触れたタイミングを "0秒" とすると…このときの初速はゼロです。その状態から、指を動かしていくと、最終的には、時間tbAのときに鍵盤が底を突きます。

一方、「B: 指先を鍵盤から離して弾く場合」では、指先が鍵盤から離れているので、鍵盤に触れるまでの間に加速出来ます。そのおかげで、鍵盤に触れたタイミングを "0秒" のときには初速があるため、その状態から、指を動かしていくと、最終的には、Aの場合よりも早い時間tbBで鍵盤が底を突きます。

図3. 鍵盤に触れたタイミングを0秒とする。同じ力で打鍵した場合の比較。Bの方がAよりも速く打鍵できている

なぜ、「B: 指先を鍵盤から離して弾く場合」の方が速く打鍵できるのかが、まだわからない人は、リレー走を思い浮かべるとよいでしょう。停止状態から走り出して100 mを完走するよりも、リレー走で走りながらバトンをもらって100 m走った方が、当然ながらタイムは速くなります(参考: テンメイのRUN&BIKE, なぜ日本人選手は400mリレーだと100mを9秒40で走れるのか&ジム)。

これは、ピアノもリレー走と同じように、指の動きで「音」というバトンを繋いでる、と考えてもいいかもしれませんね(図4)。

図4. リレー走の方が早いのは、バトンをもらうときの「助走区間」で加速できるから。これをピアノの打鍵に適応する。

これらの考察を踏まえると…最初に挙げた鍵盤に吸い付くことで「打鍵時に起こる無駄な指の動きが減るから、速く弾ける」なんてのは幻想で、この「打鍵時に起こる無駄な指の動き」が、実は無駄ではなく、速く弾くために必要な指の加速を担っていた、というわけです。

また、「A: 鍵盤にへばりついて弾く場合」で、Bのときと同じ速さで打鍵したければ…打鍵時の初速はゼロのまま(指先が鍵盤にへばりついているから)なので、指を動かすための加速度を上げるために、指を動かす力を大きくするしかありません。一見、何の問題もなさそうですが、そうすると困ったことが起こります。この内容は後述します。

2. 同じ音量(同じ打鍵速度)で打鍵する場合

次は、この場合を考えてみましょう(考察結果は図5)

「A: 鍵盤にへばりついて弾く場合」を上記#1と同じにしておきます。この打鍵方法での音量(打鍵速度)を基準にしておきます。

「B: 指先を鍵盤から離して弾く場合」で、Aと同じ音量(同じ打鍵速度)を実現しようとすると…実は、Aの場合の時よりも弱い力(小さい加速度)でAと同じ音量(同じ打鍵速度)を出すことができます。この理由は簡単。上記同様、指先が鍵盤から離れているおかげで、打鍵までの間に指を加速させることができるからです。

図5. 鍵盤に触れたタイミングを0秒とする。同じ音量で打鍵した場合の比較。Bの方がAよりも小さな力(小さな加速度)で打鍵できている

打鍵するための力が少なくて済む、ということは…ミスタッチの要因になりうる「打鍵時の動作信号を筋肉に送るときの信号ノイズ」が減る、ということでもあります(参考書籍『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』)。

つまり、指先を鍵盤から離して弾くことで、結果としてミスタッチ(となる要因の一つ)を減らせる、というわけです。

ただし…確かに、ミスタッチは「指先と鍵盤との距離」とトレードオフにもなるため、鍵盤にへばりつくことで「鍵盤に触れているのでミスタッチが起こらない」というのは一理あります。でも、それを実現するためには「打鍵する前に鍵盤にへばりつきに行く動作」が必要なわけで…上記の結果と組み合わせると、その動作の方が無駄、とも見て取れるような気がします。

まとめ

今回は、「A: 鍵盤にへばりついて弾く場合」と「B: 指先を鍵盤から離して弾く場合」の2種類の打鍵方法をシミュレーションしてみて、どちらがより楽にミスなく速く弾けるかを考察してみました。結果としては以下の通りです

  • 1. 同じ力で打鍵する場合
    • 打鍵時間: A > B
      → Bの方が、同じ力でも速く弾ける
  • 2. 同じ音量で打鍵する場合
    • 打鍵に必要な力: A > B
      → Bの方が、小さな力でも同じ音量を出せる
      → おかげでミスタッチ(の要因の一つ)を減らせる

この考察結果は、スケール、アルペジオなどの単に細かい指の動きが必要な場面だけではなく、腕を大きく動かすようなオクターブ連打、トレモロの動作にも応用できます。ただ単に指先を鍵盤からちょっと離しておくだけで、それらの動作が楽になり、ミスを減らしつつ(少ない力で)、速く弾くことができるようになります。

長年ピアノを習ってきた人にとっては【楽に弾きたければ、指先を鍵盤から離せ!】というアドバイス(ただし、ハイフィンガー奏法などの類ではない)は、なかなか受け入れられないと思います……が、もし今、伸び悩んでいるのであれば、一度自分の中の常識(= 鍵盤に吸い付くように弾く方が楽にミスなく速く弾ける)を疑ってみるのも手かもしれません。そうすることで、アナタの中で上達につながる新たな発見が見つかると思います。

打鍵までのステップ数も少なくなる(追記: 2018/02/28)

「指先を鍵盤に吸い付かせるように・へばりつくように弾け!」というアドバイスで打鍵をすると…

    <指先を鍵盤にへばりつかせる場合>
  1. 指の移動
  2. 指を鍵盤に触れさせる
  3. 打鍵する

…という3ステップが必要ですが、【指先を鍵盤から離せ!】というアドバイスで打鍵すると…

    <指先を鍵盤から離す場合>
  1. 指の移動
  2. 打鍵する

…という、たった2ステップで打鍵が出来ます。これも速く弾ける理由です。また、ステップ数が少なくなるので気持ちに余裕ができる = ミスタッチの要因が減る、とも考えられます。お試しあれ!!

では

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12 件のコメント :

  1. こんにちは^ ^
    最近このブログを見つけて、色々読ましていただき、とても為になっています!
    そこで、両手練習、片手練習について教えて頂きたいです。ほとんどの人が片手練習は大事だ!と言う中で、片手で弾くのと両手で弾くのとでは脳の使われ方がまったく違うから、片手練習は効率が悪い!と言う人も少数います。かく言う私も最近は片手練習に疑問を持ち始めています。良ければリトピさんの持論を教えてください!

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    1. (返信場所を間違えていたようなので、正しいところに返信)
      元返信日: 2018年4月2日

      コメントありがとうございます。
      私も、「片手練習に疑問を持っている派」です。

      主な理由は、人間は「両手での動作 = 左手だけの動作 + 右手だけの動作」という単純構造になっていないから、ということです。

      もうちょっと言えば、とある研究によると【片手だけの動作と両手での動作では、たとえ片手が同じ動作をしていても、脳の使い方は異なる】らしいので、最終的に両手で弾くのであれば、最初から両手で練習した方が(たとえ時間がかかるとはいえ)効率が良い、と考えています。

      この詳細については、私の記事「お悩み相談室14: なかなか両手で弾けないのですが…」
      http://lppianolife.blogspot.jp/2017/05/14.html
      を参照にしていただければと思います。

      当ブログの内容が、アナタ様の今後の練習のご参考になれば幸いです。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  3. ピアノがうまくならない私から見れば、片手ずつ練習するしかないんです
    ( ;∀;)頭がこんがらがるので

    YouTubeでLittle Pianistさんの動画を拝見してますが、お上手ですよね。
    もしお時間や機会があれば、言葉ではなく何らかの方法で弾き方を教えてほしいです(笑)なぜなら…文章が難しくて、結局どうしたら弾けるようになるのかがわからないんです涙

    ちなみに今回のお答えは、指先を鍵盤から離すことで解決できるということですよね?
    チャレンジしてみます!

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    1. コメントありがとうございます。
      正直なところ、両手での練習で「頭がこんがらがる」からこそ、そこに練習のし甲斐がある、と私は考えています。「頭がこんがらがる」のを克服するためには、「頭がこんがらがる」状況での練習こそが必要なのでは、と思います。
      (例: 英語で話そうとすると「頭がこんがらがる」からといって、頭がこんがらがずに話せる日本語ばかり使っても、それが英語で話すの練習になることはほとんどない。苦手な英会話を克服したければ、英語で話す練習をするのが一番身に付く)

      当然、「頭がこんがらがる」状態では、最初から最後までぶっ通して両手で弾くことは不可能だと思いますので……その場合は、1小節、いや、1拍ずつだけでも良いので、楽譜を分割して、少しずつ両手で弾くことに慣れていく方が良い、と私は思っています。

      このときのコツは「どうやったら両手をバラバラに動かせるか?」ではなく【右手と左手のが合う部分はどのタイミングだろうか?】というのを考えながら練習すると、少しずつ両手での動作に慣れてくると思います。試してみてください。


      また、動画の閲覧ありがとうございます。そして、演奏に対するお褒めの言葉、ありがとうございます。
      でも……確かに、当記事のような文章(& 微妙な図)だけだとわかり難い部分がありますよね。。。ここら辺については、時間のある時に打開策を考えてみます。ご指摘ありがとうございます。


      なお、当記事の内容ですが、アナタ様がご理解されている通りです。指を鍵盤から幾分か離しておくことで、打鍵の際、鍵盤が指にあたるまでの間、指(や腕全体)を加速させることができるので、指を鍵盤にへばりつかせている状態よりも速く、しかも楽に弾けるようになるはずです。

      ただし、あまりにも指を鍵盤から離し過ぎると、指を痛めたり、打鍵ミスが増えたりする恐れがあと思われるので、その点に気をつけながらも、ぜひ、試してみていただければと思います。

      またわからないこと等ございましたら、どの記事でも構いませんので、コメントを残していただければ幸いです。

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    2. うれしいです!たすかります<(_ _)>せんせい。

      あとひとつだけ…
      どうしたら運動依存性トルクを利用したピアノ演奏ができるのでしょうか。アレクサンダー・テクニークとか脱力奏法とか、様々な動画や記事を拝見してきたのですが、こちらの運動依存性トルクを意識した演奏というのがいまいちわかりません
      ( ;∀;)

      お忙しいと思うので、まだ機会があれば運動依存性トルクを意識したフォームなどを教えていただきたいです!
      (間違っているかもしれませんが、私は無駄なものをなくすということが大事だと思っています。脱力というか…変な緊張をなくしてリラックスしていたら、早いパッセージもしなやかに弾けるのではないかと感じています。)

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    3. 返信が遅くなりました。
      「運動依存性トルクを利用したピアノ演奏」は、手首や肘の【スナップ】を利かせるように弾く…というイメージで演奏するといいと思います。

      もうちょっと説明するならば、「自分の力で手首・肘を曲げる」という能動的な動作ではなく、【肩の動きによって、手首・肘が曲げられる】という受動的な動作です。

      …というのを文章で説明するのはやはり難しいですね。。。少しでも理解が進めば幸いです。


      > 無駄なものをなくすということが大事
      良い考えだと思います。当ブログやこのやり取りによって、無駄をなくすヒントが得られていれば幸いです。

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    4. お返事ありがとうございます<(_ _)>
      チャレンジしてみます。アレクサンダー・テクニークにも同じようなことがあったようななかったような…笑

      またブログの更新を楽しみにしていますね!☆ミ

      削除
  4. こんにちは。
    匿名で失礼致します。
    >スケール、アルペジオなどの単に細かい指の動き

    表現が気になりました。
    "単に"という単語は余計だと思います。
    "単純な"という言い回しが適当だと思います。
    "細かい指の動き"という表現も気になりました。
    単純な動作ほど、エネルギーを必要とします。
    大胆に弾かなくてはなりません。
    指だけではなくて、身体全体で重心を決定すると思います。
    それで、"細かい指の動き"と言えるのか、疑問に思いました。
    "細かい音符"なら、まだ分かります。
    音符の見え方は、人それぞれですが。

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    1. コメントありがとうございます。匿名でもコメント大歓迎です。

      > "単に"という単語は余計だと思います。
      > "単純な"という言い回しが適当だと思います。
      なるほど。ご指摘ありがとうございます。その文言の前者と後者の表現の違いについてもうちょっと検討してみます。


      > 単純な動作ほど、エネルギーを必要とします。
      > 大胆に弾かなくてはなりません。
      ここ、アナタ様が言わんとしていることは、なんとなくわかるような気がするのですが……もし可能でしたら、この点についてもうちょっと具体的に(論理的に)説明していただければ幸いです(当記事でも、指を鍵盤にへばりつかせるのではなく、少し離して(大胆に)弾くと良い、というまとめをしています)。


      > 指だけではなくて、身体全体で重心を決定すると思います。
      おっしゃられていることは正しいと思います。身体の重心については、「お悩み相談室15: 重心を下げたいのですが…」という記事で詳しく説明しています。
      http://lppianolife.blogspot.jp/2017/10/15.html

      ただ、それと当記事の内容が上手くリンクできていないのは問題かもしれませんね。ご指摘ありがとうございます。


      ただ…
      > それで、"細かい指の動き"と言えるのか
      アナタ様が最後に述べた「音符の見え方は、人それぞれ」という考え方同様、どの時点で指の動きを「細かい」と呼ぶかも【人それぞれ】かな、と思いました。でも、もうちょっとここら辺の表現は考えてみる必要があるかもしれません。


      いろいろとご指摘ありがとうございました。

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  5. 最近になって記事を読ませていただきました。
    脱力に対して昔から疑問があった私からすれば、目から鱗な記事内容でした。こうした記事を論理的にまとめて下さるのは本当にありがたいことです。
    そこで質問したいのですが、ピアノでリズム練習ってありますよね。私もよく先生から進められるんですが、やっても大した効果を得られていないというのが私の正直な感想です。本番では付点やスタッカートなどのリズムでは弾かないのでそれを練習でやるのは効率悪いんじゃないかと思ってます。リトピさん的にはどうお考えでしょうか?
    あとよろしければ、「成功する音楽家の新習慣」という書籍の書評をお願いします笑

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    1. すみません、返信がだいぶ遅くなってしまいました。
      あまり、こうやって論理的にピアノ奏法を説明・議論する人がいないように感じていたので、自らやってみました。そうやって言っていただいて大変嬉しいです。

      さて、リズム練習についてですが、私は少なからず効果があると考えています。理由は、リズム練習自体が【スキーマ学習】に役立ちそうだからです。
      (スキーマ学習については、当記事「「ゆっくり弾くこと」の罠8: 「ゆっくり練習」の良い点?」https://lppianolife.blogspot.com/2017/02/8.htmlを参照)

      簡単に説明すると、人間は、「一定練習」(同じ内容の練習を続けること)と「多様性練習」(違う内容の練習を行うこと)を組み合わせることで、より柔軟な動きに対応できるようになる、と言われているようです(これが【スキーマ学習】)。
      つまり、練習の時に、本番やらないような付点やスタッカートなどのリズム練習を取り入れておくことで、実際の演奏がより柔軟に行えるようになる、という考えです。より柔軟に実際の演奏が行えると言うことは、いつもの練習とは異なる環境の本番でも、その異なる環境に適応して演奏ができる(可能性が高くなる)と考えられます。そのため、練習の際にリズム練習をやっても、少なくとも損はないんじゃないかと思います。

      あっ、『成功する音楽家の新習慣』は以前から気にはなっておりました。いつか書評したいと、前から思っていたので、楽しみにしていてください(いつになるかわかりませんが……)。

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