理系ピアノ奏者におすすめの書籍2: アレクサンダー・テクニークの学び方

公開日: 2015年10月10日土曜日 アレクサンダー・テクニーク ピアノ 書籍

こんにちは、リトピです。

こちらは、理系である私がオススメする書籍をご紹介するコーナーです。 今回ご紹介する書籍はこちら。

1冊目にご紹介した『シャンドール ピアノ教本』と組み合わせたおかげで、今のピアノ持論の土台が出来上がったようなものです。

この書籍を読んで、特に目から鱗だったものはこちら。

体のマッピングという概念
体のマッピングとは、骨や筋肉がどのように配置されているか、をどう自分が理解しているか、というものです。これの良し悪しで身体の動作が決まります。

体のマッピングが間違っていると、人間はその間違った通りに身体を動かそうとしてしまうこと
例えば、首やあご、腰をよく傷める人は、首・あご・腰というもの (骨や筋肉)がどういう構造をしているか、を間違って認識しているから、だそうです。そもそも正しい体のマッピングがないといくら頑張っても悪い動作しかできないうえに、下手するとケガをしてしまうそうです。なるほど。。。

ウエストは存在しない
当たり前なんだけどちょっと驚き。皆さん、ちょっと前屈運動してみてください。どこを曲げようと意識して前かがみになりましたか?ウエスト・腰を中心に曲げようとしてたらアウト。あなたは間違った身体のマッピングを持っていますね。よく腰傷めませんか?残念ながらそこに関節はありません。正しくは股関節中心に前屈運動します。そうすると驚くほど楽に前屈運動ができるようになりますよ。

腕の関節は大きく分けて4つ
さあ、数えてみましょう。「手首」「ひじ」「肩」...あと一つ、答えられます?実は「鎖骨の関節」(首の下手前にある胸鎖関節)です。ここを忘れているとさあ大変。鎖骨を動かさずに万歳しようとしてみてください。苦しいでしょ?

体のマッピングは、なかなか新しい(正しい)ものに変えられない。
習慣って怖いですね。毎日この書籍に書かれている図を見て、正しい体マッピング・イメージを脳裏に焼き付けています。いずれ正しいマッピングの方が習慣になれば、と思っています。

まだまだこの書籍から学んだことはたくさんあるので、ご紹介していきたいのですが、今回はこの辺で。

ピアノ奏法云々の前に、正しい体のマッピングを持たないかぎり、良い演奏ができないばかりか、ケガをしてしまう恐れがあることがこれでわかりました。

では。

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