なぜ「脱力」は敵なのか3: 余分な力はなぜ発生するのか
こんにちは、リトピです。
前回の記事「脱力 (余分な力を抜く) は間違い」では、動作そのものにフォーカスする方が、余分な力にフォーカスするより理解しやすいだけでなく実行もしやすい、ということをお話ししました。
しかし、「それだけじゃ、余分な力を除去することができないじゃん。結局は「脱力」を意識するんでしょ!?」と思う方々もいらっしゃると思います。 でも、動作そのものにフォーカスするだけで大丈夫。だって、そもそも余分な力がなければ、「脱力」は必要ないわけですから…
なぜ余分な力が発生してしまうのか
ところで、皆さんは正しく歩けているでしょうか。 ここでの正しくは見た目を美しく、というわけではなく、人間工学的に正しく、という意味です。見た目が良いとか、楽だから、という主観的な意味などではない、というところにご注意ください。 簡単に言えば、身体に優しい歩き方、身体を傷めずに歩くことができるか、ということです。 歩き方が悪いと、疲れやすくなるだけでなく、ひざを痛めたり、腰を悪くしたり、首を傷めたりすると思います。
残念ながら、私は歩くということに対してのスペシャリストではないので、どういう歩き方が正しいのか、というのははっきりとはわかりませんが… まずは1つ、以下の歩き方をしてみてください。
ひざを曲げずに歩く
…誰がどう考えても、この歩き方は、確実に正しくない歩き方ですよね。 そんな歩き方をしたら、歩きにくく疲れてしまうのはもちろん、きっと (いや、確実に)身体を壊すでしょう。
でも、なぜ歩きにくいのでしょうか?なぜ身体を壊してしまうのでしょうか? この確実に正しくない歩き方の状態から正しい歩き方 (無理のない歩きやすい動作)にするためには、どうすればよいのでしょうか。
ここで、「脱力」信者は、恐らくまずは以下のような回答をするでしょう。
A. 脱力しましょう。あとは練習あるのみです!
うーん、これだけではなんの解決にもならないですね… (笑) では、もっと深く考えてみましょう。脱力するための余分な力とはどこでしょうか。
ちなみに、別回答である「脱力」以前に関してもアウトなのは明白ですよね。むしろ余計不格好な動作になりかねません。 (この件については、記事「なぜ「脱力」は敵なのか5: 身体は鍛えるな。感覚を鍛えろ。」も合わせてご覧ください。)
なぜ回答2が間違いなのか、それは次の記事「脱力なんていらない」で。 しまった。今回は問題提議だけで終わってしまった。。。
では。
P.S.
上記の「脱力」信者の回答の件ですが、これと同じことがピアノの練習にも起こっているのでは?と思っています。
そして、回答1のようなことをしてしまうことが多いように感じます。
もちろん回答2のような考えもアウトですが、なぜアウトなのかは、次の記事をご覧ください。
なかなか、面白いです!!
返信削除コメントありがとうございます!
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